病的なまでに執着する

容姿が芸能人ばりに整っていて、名声を手に入れることができるだけの才能もあって、実際に存在したら憎らしいばかりの男前が、受けと出会い、異様に受けに執着する姿というものは腐女子を興奮させるものです。
丸木文華の『罪の密』も、攻めが受けにたいしてガンガンに迫ってくれます。
どれだけ才能があっても本当に欲しいものは手に入らない攻めの姿がいいです。
むしろ受けは最後の最後まで拒み続ければいい。
そして王道ハッピーエンドで。
そういう期待感のもと読んでいったのですが、ハッピーエンドなんだか分からない終わり方をされていますので、読後感を大事にされている方にはおすすめできないかもしれません。
攻めが男らしい顔立ちなら、受けは受けで細身な作りの美青年で、容姿だけ並べればBL王道カップルになります。
ただ、タイトルにもあるように受けには今でもなお自分をとらえて離さない「罪」があるのです。
その罪を攻めに告白するまではいいのですが、その瞬間からそれまでツンツンしていた受けがやけに従順になってしまいます。
エロシーンも「幻の子宮」や「女のようにオーガズムに飛ぶ」などと、少々女性的です。
受けもそのことを感じているようで、攻めとことに及んで受け入れたときから「女になった」と思っているようです。
いやいやいやいや、男ですよー。
男同士だからいいのであって、無料逆援サイト裏ビジネスに詳しい男が女役をやっているのだからいいのであって、別に女になれと言っているわけじゃないんですよー、とつっこみたくなります。
最終的に、受けが苛まれていた罪が実は受けのせいではなかったということが、攻めにだけ分かることになるのですが、いくぶん執着心が強いためにようやく従順になった受けをつなぎとめておきたいと、彼は真実を暴くことをしません。
本当にそれで幸せなのかと疑いたくなる終わり方でしたが、病的なまでに執着する攻めが読みたいという人にはいいかもしれません。

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2011年11月18日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:日記

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